2014年4月18日金曜日

2014-04-17比良:摺鉢山

比良山系の山と高原の地図が更新され、新たなルートが加わったと聞いて、早速行ってみることに。
烏谷山から北へ摺鉢山経由で牛コバ方面に抜けている。


イン谷口を6時発、いつもの様に大津ワンゲルを登る。
ミツバツツジが見頃。


ヤケオ山を望むあたり、この花はもう少し。


この花は見頃。


シャクナゲも咲き始め。今年は期待できそう。


釈迦岳から取り敢えず縦走路を烏谷山に向かう。

北比良峠の雪はこんな感じ。


コヤマノ岳、武奈ヶ岳の雪はこんな感じ。


霞む堂満岳斜面、白い花を咲かせた木々が沢山。多分モクレン。


琵琶湖も霞んでます。


9時過ぎに烏谷山着。
蓬莱山方面。


さて、
地図とコンパスを取り出し、念のため熊鈴も腰に装着。
ここ何度か道に迷ってるので何となく緊張。
まずは尾根筋で高度を下げればいいはず。

テープがわずかにあるが、踏み跡は不明瞭。
少し進んで手に持った地図をあらためて見て違和感を感じる。
ポール忘れてるやん(@_@)深呼吸深呼吸。

ブッシュではないが、低木が足に絡んでくる。
この季節ちょうど葉も伸びていないから良かったものの、夏場は厄介そう。
摺鉢山からの展望は特に無し。


ここからのルーファイが難しそう。違う尾根に入らないように方角を何度もチェック。


僅かなテープがなければおそらくすんなりとは進めなかったと思う。
分からなくなったら引き返して高度を上げれば摺鉢山というのを担保に気持ちを落ち着かせた。
大橋・牛コバ間のルート接続ポイントには、こんなテープが付けられていた。


牛コバからは打見山に登り返そうと白滝谷を登る。
途中にあったはずの立派な橋は流されたようで見当たらず、適当に岩伝いに渡る。
夫婦橋の休憩小屋まではなんとか辿り着いたが、その先はこんな感じでトレイルが残雪に埋まってる。


簡易アイゼンは一応持ってきたけど、滑って岩にぶつかってドボンは無理。
こんなことも事前に予想はしていて、その時は長池の方から行けばいいと思っていた。
特に悩むこともなく、ニンヤ谷を登って、オトワ池12時着。


何度も比良系は駈け回っているので、今回は時間配分何も考えてこなかったんだけど、ちょっと帰還時間が心配になってきた。更に、今日は天気良く暑くて汗をかいたのかかなり疲労感あり、加えて、いつもこの季節痛めてしまう右膝外側部分がじんわりと痛んできた。

このルートは初めてで、長池から先は地図で点線ルート、しかも尾根筋行けばいい的なルートでなく地形は厄介そう。
そこで迷ったりすると面倒なので、ここで引き返すことにした。

ともかく牛コバまでは戻って、その先を考えよう。
選択肢は3つ。

1.摺鉢山経由で来た道を帰る。
 簡単そうだが、登り返しは傷めた膝に負担ある。(この部分の痛みは経験上回復することがない)
 摺鉢山への登りは迷うことはないと思うが、万一迷った場合、はっきりした回避策がない。
2.大橋から南比良峠へ抜けて帰る。
 大橋あたりが夫婦滝休憩小屋のような残雪状況の場合どうするか。
 川を一回渡れば危険ポイントはないけれども、渡れない場合、坊村へ引き返すことになる。
3.坊村にエスケープする。
 バスでJR堅田駅まで行き、JRで比良駅、そこから徒歩でイン谷帰還。
 ただ、バスって本当にあるのか?


牛コバで水分補給しかなりリフレッシュした。
ただ、膝の痛みとルーファイ、残雪の可能性から、坊村へエスケープすることにした。
エスケープは初めてなので、どんな風になるのかも体験しておこうとプラス思考に切り替え。

坊村までは、林道をてくてく降りるのみ。
もう見納めたと思っていた桜がこの辺りは満開だった。


さてさて、バスの時刻は?っと。


平日は一日3本で、次は15時46分ね、ってまだ2時間あるやん(@_@)

タクシーだとどれくらいなんだろう。。。
iPhone取り出し、久しぶりにSiriに尋ねた。

「タクシー呼んでほしい」

・・・<ポーン>・・・

「ハハハハハハー\(^o^)\」

おまえ、こ○すぞ!!!ヽ(`Д´)ノ   「タクシー呼べ!」


30分待ち、7000円ってことで、お願いしてしまった。
時間はたっぷりあるんだけど、おっちゃんは辛抱がきかない。。。

タクシーの運ちゃんは気さくな高齢者で話も弾んだ。ただ、
亡くなられた奥さんの話をしたがるのには困った。これもエスケープした罰か?


比良駅から、疲れた体を引きずってイン谷へ。

満開の桜の樹の下で、主の帰りを一人待ってくれていたかの如き愛車を見て、ほっと力が抜けた。



「春比良や 坊村回りて 目も霞む」



 








2 件のコメント:

arajin さんのコメント...

擂鉢山の破線ルートは分かり難いです。下りは特に緊張を強いられますね。まだかなりの残雪が残るこの時季、谷筋のルートは歩けるのかどうか読めません。あの白滝谷をよく夫婦の滝まで登られたものだと思います。オトワ池からの破線ルートは琵琶湖バレイへ電力を供給する関電の鉄塔巡視路。確かに分かり難いですが、関電道特有の黒いブロックの階段があちこちにあって、それを目印に何とか歩けます。
ともかく不安と隣り合わせの山行、お疲れ様でした。

nikkor14d さんのコメント...

arajinさん>
新しいルートの存在教えて頂き有難うございます。
かなり楽しく刺激的な比良山行となりました。
長池から汁谷へのルートは近いうちにリベンジしたいです。
森山岳も行けないまでも、蓬莱山から同定したいもんです(^o^*)/