2014年5月31日土曜日

2014-05-30台高:明神平

先週は大台ケ原、先々週は比良でシャクナゲを堪能出来た。
今週は大峯へ行くのが順当な選択なんだけど、標高の差を考えると、またシャクナゲ満開な気がして、
贅沢な話ではあるが、見飽きたので止めといた。
明神平は、約1年間ご無沙汰で、これから暑くなると行きにくいし、
シロヤシオも期待出来そうだったので、今週行ってみることに。


早朝、大又の駐車場には他の車なし。
5時発

あしび山荘前に、シルバーご夫婦がテント泊で朝食されていた。
もう一つ先にテントが一つ。

まずは、桧塚奥峰へ。
近づくにつれてシロヤシオが花を咲かせている。ちょうどいい頃かな。
朝日を逆光に白く輝く、
「春緑の 朝日を受けて シロヤシオ」

ヒキウス平と桧塚、お山は霞んでるようだ。



帰り道もシロヤシオと新緑を堪能し、



次は、千石山へ向けて縦走路を南下
ツツジも緑に映えて美しい
「春緑に 紅を添えましょ 山つつじ」

ここで日がな一日過ごすのもいいな
「明神の 森の青葉に 一人たたずむ」

一応お決まりの青葉ショット


9時、千石山着
明神平の方を望んで、ピストン。


縦走路もシロヤシオが見頃




ブナ林で深呼吸




次に目指すは、薊岳


11時、山頂にはシャクナゲがわずかに残っていた。


スキー場跡に戻って、


水場でたらふく水を飲んだ。冷たくて美味しい!

近くにシャクナゲが綺麗に咲いていた。


ここから奥山谷を下る。
斜面を下って行くと、生まれたばかりのような小さな子鹿が横たわっていた。
帰りには見当たらなかったから、母鹿がくわえて行ったかも。


13時、本谷との合流地点。ここから登り返す。
沢には小さい滝が沢山。
先週の大杉谷の続きか滝があるとどうしてもカメラを向けたくなってしまう^_^;



















明神平テント地東側の新緑


15時あしび山荘着
夕方までにはまだ時間があるが、今日はこれまでとした。
急いで下山することもないので、あしび山荘前で景色を堪能しながらおにぎりを食した。

降りて行くと、アライグマ(たぶん)と鉢合わせ(@_@)
こちらが驚いて立ち止まると、向こうも「あら~」って感じで頭を上げ、のっそりと脇へ消えていった。
沢の音で気づかなかったんだろう。
それにしても、昼間山道を歩けば人に出会うことは予想がついていただろうし、あまり気にしてないようだった。
テンよりも大きく、普通の猫ぐらいの大きさ、たぬきにしては毛が灰色系だったし、顔があらいぐまラスカル、あれ?アライグマは縞模様だったっけ?、じゃ、年をとったたぬきかな???

最後にまた撮ってしまった、明神滝( ^ω^)

16時駐車場着、車はやはり私のだけだった。

トータル約30km、11時間
GPSの高度記録は、海面より低くなってたりで酷かったのでボツ^_^;













   





2014年5月24日土曜日

2014-05-23台高:大杉谷

先週は比良だったし、今週は大峯と考えていたが、
そう言えば、大杉谷がようやく全線開通したのを思い出して行ってみることにした。
4年前に堂倉滝までは行っていたが、その先の吊り橋がひっくり返っていたのでそこで戻ったんだった。
自己責任で先を進んだブログも見ていたけど、岩場でドボンしたら即アウトなので敬遠していた。
大台ケ原は若干距離がありアクセスに時間かかるので、今回は前泊で挑んでみることに。

大台ケ原ドライブウェイを進んでいくと、やっと新芽が伸び出した森が見えてきた。
大台もようやく初夏ッて感じだ。


駐車場に到着したのは14時過ぎ。
4割ほど車が泊まっていたかな。半袖シャツで来たけど気温が低く、風が冷たい。
空は曇って降ってきそうな雰囲気。

遅いお昼の弁当を食して、散歩でもするかとスリッパのまま尾鷲辻から牛石ヶ原方面へ周回。
平日なのに写真を楽しむ人達が多い。


大蛇グラの分岐を越えると、シャクナゲが花を咲かせ始めていた。
先週の比良のシャクナゲもきれいだったが、ここのも風情ある。


比良のと比べると、つぼみのピンク色が濃くて花は小ぶりに見える。


するとついに小雨が降りだす。
買ったばかりのD700は大事にリュックに入れて背負わず胸に抱え、傘さして戻った。


車中では何するわけでもなく、飲んで食ってトイレ行って布団にくるまって、雨の止むのを祈った。
天気予報でしばらく晴れが続くはずだったのに、寒気が入っていたのだろうかさすが屈指の多雨地帯。

起きたのは3時。雨は止んでいないし、風も強い。
昼は晴れるんだろうけど、急いで出かける気分にはならんな。。。

とはいえ、ぼちぼち準備してると、皆さんどんどん出発していく。
こんな風雨の中、朝早くからどちらへ行かれるのか?

ようやく出発できたのは、5時30分
これなら少し早めに家を出ても良かったような時間だ^_^;

気温5℃、小雨、風強し。
夏のウエアにカッパ上下でなんとか凌ぐ。

日出ヶ岳への登り口


この濃霧じゃ山頂はスルーするしかない。大杉谷へのルートを下る。
シャクナゲ平、シャクナゲ坂も綺麗で、ガスの中趣深い。

「朝霧に シャクナゲ灯る みち駈ける」



7時30分、久しぶりの堂倉滝。
轟音響かせ、風圧あり。シロヤシオも添えて立派だ。
こうかな、こうかなと条件変えて何枚も写真を撮る。

ただ、時間も早く空も晴れてなかったので光量不足。
帰りに撮ったショットが一番良かった。

「轟音に シロヤシオ揺れる 堂倉の滝」

ここからは高低差そんなにないだろうし、岩場でポール扱うのも逆に危険かもしれないし、
写真も沢山撮るだろうと、ポールをしまい、D700を首にかけて進んだ。

与太郎滝


岩場は基本乾いていたので良かったが、濡れていたら危ないな。
苔が生えていたりするとグリップきかない。
慎重に足をおいて進む。


光滝
行きは大きな岩を伝い近づいてみた。
しかし、やはり光量なく、更に帰りは水量がかなり増えていた。
堂倉滝の少し下流の施設に作業する人がいたので、水門を調節したのかもしれない。
ってことで、これは帰り遠景のショットを切り出しました:-)


渓流を堪能しながら崩壊箇所へ


登山道は、崩壊した巨大な石達の一部分が丁寧に切りだされて作られていた。


鎖場多く、緊張が続く。


七ッ釜滝


その下流


桃の木山の家。布団のシーツが何枚か吊り橋に干されていた。


平等グラ
巨大すぎて全く写真に入らない。最後の動画でどうぞ。


ニコニコ滝


メジャーでない滝も沢山ある


千尋滝
木陰から見つけた時、思わず声を上げてしまった、パォ~~!
山のてっぺんから落ちてるし、

「春緑に 轟音響く 大杉挟」

10時30分。5時間経過。
この先、滝はなさそうなのでここで折り返すことにした。
カメラをしまって、ポールを取り出した。
写真をそんなに取らない分、帰りも同じペースで行けると期待。


とは言え、急ぐ必要はなく、急いだら危険だし、のんびり景色を楽しむ。


水面も美しい


青葉も美しい


日出ヶ岳への辛い登りもシャクナゲが癒してくれた。


日出ヶ岳16時着。10時間30分、約30km。
スマホを取り出すと、3Gつながるようだ。SNSにつぶやいて最後は正木ヶ原を散歩して帰還した。

季節もよく、かなり楽しいコースだった。今度は秋に行ってみたい。


GPSは谷間は苦手みたい、そりゃそうだろう。




幾つかの滝を撮影してます、よかったら御覧ください。