2024年7月22日月曜日

2024-07-21大峯:八経ヶ岳(#151)しなの木出合↑90番↓

 アーカイブを見ると、弥山・八経は4月6日以来で久しぶりだった。

どおりで行きたい気持ちが強かったのだ。


東側169からは通行止めの為アクセスできないので、

天川村役場から登るか、西から酷道309を行者還トンネルまで行くかなんだけれど、

標高約700mからえいこら登るのも難儀で、

標高約1100mのトン西からサクッと登るほうが楽なわけで、

ただあの酷道での車のすれ違いにまだ自信がなくて、

更にこの時期みたらい渓谷は水遊び客でごった返してるはずで、

それを考えると躊躇してしまうんだけれど。。。w


ということで、帰りの事はその時まで忘れることにして、トン西まで突っ込んだ。


車はいつもの広場に止めた。

道中、車を前後してきた岡崎ナンバーのご夫妻が横に止められて、少しお話した。

次にその横に車がやってきた女性が、八経ヶ岳まで4時間で行けるかと聞いてきたw

長野に住んでいて最近奈良に引っ越したとのことで、体力問題無さそうな親子


実は道中、この二組に何度か遭遇することになる。


5時半発


八経ヶ岳の姿を拝みたいので、しなの木ルートを選択

久しぶりだったけれどかなりの急登で、

途中トラバース気味なところでルーファイ迷い気味で、

峠に着いた時には、汗だくで息が上がって、

もうありがとうを行って下山してもいいくらいだったw


八経ヶ岳が見えた。

いつ雲に隠れるかわからないのでとりあえず一枚。

山頂に雲がかかり始めてるけれど、あれは消えてゆく雲だと思いたい。


一ノ垰から大普賢岳

緑濃いなぁ


奥駈道を外れて1516Pへ

山上ヶ岳から大普賢岳


弥山から釈迦ヶ岳


毎回おんなじ写真撮ってるけれどw


奥駈出合からは早朝でも人が行き交う。

弁天の森手前の倒木は跨いで通れるぐらいになっていた。

理源大師からの九十九の登りで、岡崎のご夫妻に追いついた。

上はガスってるっぽいとお互い嘆くw


弥山に着いて、八経ヶ岳を拝めるいつもの鳥居前に腰を下ろした。

ガスガスw

でも流れは早く、たまに稜線が見えかけたりもする、上空は晴れてるのにw







「ラピュタのごとく夏雲払え八剣山」


岡崎のご夫妻も到着して、ガスの流れを見守った。


このガスで八経ヶ岳へ行っても景色はないので、とりあえず狼平へ降りることに。

こちらの防鹿柵もカーテンタイプに替わっていた。


階段の脇にはオオヤマレンゲの小さい株が元気育っている。

けれど、この株が花をつける頃まで自分は登ってこれるだろうかw


あじさい、季節外れ?


狼平には小屋前でお二人休まれていた。

小屋の中を覗くときれいになっていて安堵。

ただ、窓際に何やら梅干し?っぽいのが忘れられていた。

持って帰ってください。


小屋前は相変わらずの焚き火跡、焚き火止めましょう


吊り橋から小屋方面、手前の木が大きく成長して小屋が隠れてる。


1600m程から300mの登り返し。

久しぶりのレンゲ道、相変わらず憩いの空間

と、長野から引っ越してきた親子が降りてきた。

お初で弥山を周回するのは流石。


八経ヶ岳手前で岡崎のご夫妻とすれ違う、明星ヶ岳へ行かれるとのこと。


山頂は沢山の人

パンx2食べて、お決まりの弥山方面と釈迦ヶ岳方面



弥山へ戻ってガスのとれた八経ヶ岳を確認


昼を過ぎてる時間なのにまだ登ってこられる人は弥山小屋宿泊なんだろうか

そうとは思えない若者グループもいるんだけれど、自己責任で無事に下山してね。


奥駈出合から沢沿いルートで降りるのも考えたが、

時間的にまだ早くて、帰りの道のすれ違いを考えて

もう少し降りないでおこうと90番を目指すことにした。

少し過ぎたところで、カメラ女子お一人

1516Pへ登り返して、朝と同じ方角を眺める


一ノ垰


カメラ女子は東口には降りずに先に進むので大丈夫かなと思いつつ、

尋ねてみると、鉄山から登って周回して行者還岳から降りるとのこと。

ご苦労さまです。無事のご帰還お祈りしますw

装備しっかりしてそうだったから、道に迷っても夜を明かせそうと見受けた。


タイタン出合から、弥山と大普賢岳




ここに立つのはかなり久しぶりだ。


降りていく途中で、サンショウウオ。多分。

何だかじっとして動かない。

尻尾掴んでお腹の色見たが、全体に同じ羊羹のような色だな。

ピクッとしたけれど、逃げ出すこともなくじっとしてるので、

もしかして干からびてるのかと、水を少しかけてあげた、生きてねw


90番は当然車なし


トンネル東口の通行止め

距離標84番付近とある



それ以前からある通行止めの看板は距離標42地点とある


とまあ2重の土砂災害だから今年は169からのアクセスは不可だろう

下北山の土砂災害もあるし手が回らないんじゃなかろか。


東口、徐々に崩れてます


トンネルからは涼しい風が吹き出して、真っ暗闇の中遠くに西口の光が見えた。

約2km程を一人歩くのもなかなかな体験だ。

写真はスマホの長時間露出で明るく見えてますが、実際は出口の光しか見えません。


駐車場に着くと、ちょうど岡崎のご夫妻も帰り支度していて、

長野からの親子も到着と、皆さんそれぞれ一日満喫されたようだった。


さて、問題の帰路。

みたらい渓谷までは、車数台が連なって対向車無しでOK

しかし、トンネルを抜けたところですれ違い出来ず


しばらくして警備員の人が来て誘導を始め、ようやく事なきを得た。

警備員さんいなかったらどうしようもなかっただろう。

これまで警備員さんいなくて難儀したこと何度もあるので敬遠したいルート、

とりあえずこの日は難なく行けたほうだw


トータル 9時間30分、21km、累積標高1650m


何度行ってもまた行きたくなる大峯に感謝。





2024年7月8日月曜日

2024-07-07大峯:弥山川遡行(#11)

 1時半に起きたけれど、何だかお腹に力が入らなくて

DNSになりかけて家を出るの遅れるw


車は、みたらい渓谷のトンネル出たところの広場に止めた。

細い道はまだ自信がないので。

ここから熊渡までは徒歩で15分で行けるし、

きれいな川の流れを見ていれば飽きない。


7時発


今日の目的は、オオヤマレンゲ

最近のヤマレコのレポ見てると、

弥山の方は今年はあまり良さそうでないので

弥山川遡行の終了間近にあるのを見つけるつもり。


この時間で熊渡の駐車スペースは、車11台、バイク2台で満車


白河八丁、静か。

今日は何人か遡行入ってるだろうか。


釜滝で親子二人が簡易なキャンプを楽しんでいた。

先に誰か登ってるか尋ねると、初めての方二人が15分ほど前に登って行ったとのこと。


何度来ても最初のルートはややこしい。

崩壊した橋を高巻いたり、木の根っこ掴んで進む。

と、狭いスペースで若い男性お二人がタバコ吸って休憩していた。

タバコは苦手なので先に行かせてもらう。


最初に川に降りたところで順序入れ替え、体力ありそう。


吊り橋のところでまた順序入れ替え


気温は23℃程

虫対策に今日は上はウインドブレーカー、

下はレインウエアで太股部分のチャック全開、携帯ベープ、虫よけスプレー、

ポールの先にオニヤンマもどきのトラロープぶら下げ、

で挑んだんだけれど、


ここからの垂直はしごの連続で、もうウインドブレーカーが暑すぎて

汗だくだくで、気分悪くなってきたので、虫に刺されてもいいと、

抜いで上はタイツ一枚にした。


着替えているとお一人やってくる。

このコースを下ってるという、え?

普通のハイカーさんぽかったけれど、ホンマかいな。

狼平からでなくナベの耳あたりからだったらいける?



テラス手前で写真撮って一息

朝からお腹に力入らなかったし、ヘロヘロ状態。


双門の滝、上の枝を編集で消してますw


更に登って、弥山川まで下って、ここからまま平坦だけれどルーファイがややこしい。


最初に河原に降りて、その後高巻くところで、

トラバースするように誘導するピンテあり。

高巻く方へのテープも不自然に無い。

これは故意と思われる。


更に、大崩壊の河原へ降りるところで、山側へ誘導するピンテがあった。

いいように解釈すれば、増水してる時に使えるルートかもしれないが、

ここも河原へ降りる方へのテープ見当たらないので、いたずらではないだろうか。


崩壊地を越えるとここから岩の上を右に左に高巻いたり、

鉄のはしごがあったりするがルーファイややこしく、テープがあってほしいところ。

しかし、渡渉して次は大きな岩を20m程登るところに、テープがなかった。

私は記憶を辿ってここを進むことが出来たが、

初めての方がここから登ればいいと分かるだろうか?


11回目なのに2,3度道を間違え、体調も悪いし、

パニックになると判断力低下するのは経験済みなので、軽く腰を下ろしつつ

気づけば谷の分岐に着いていた。

ここから狼平までは30分程なので気持ち的に安堵。


鉄の垂直ハシゴはなんだか斜めに傾いてたけれど、

下の岩の配置が変わってるようでそれに合わせてくれてるように見えた。

ってか、下の岩が流されたら、ここまで登ってきてどうすればいいんだろう。。。


さて、道のりは長かったがオオヤマレンゲはどないでしょう。

葉っぱは元気に育ってるけれど、花がなかなか見つからないなぁ。


つぼみが一つ


一つ見られただけでも良しとしようw

更に進んで、沢山花をつけてる個体を見つけた。

けれど、もうおばあちゃんになってるかなぁ。


狼平着


少し進んで日陰の河原で大休止。

パンx2食べて、

小屋の裏手に咲いていたはずと見に行くと、小さな株が花を付けていた。


釣橋側の斜面にも大きな木があったはずと見に行くと、跡形もなく無くなっていた。

小屋を覗くととても綺麗に整理されていた。

扉も閉まるようになっていた、有難うございます。

小屋前では相変わらず焚き火の跡が無造作に残っていた。


17時着


下りは誰にも会わなかった。

時間も遅くなったけれど、暗くなる前に降りれてよかった。

(へってんは携帯してますよ)

遡行していた若者お二人は無事だっただろうか。

私はかなり疲労したけれど身体が整ったような気がして、

高崎横手の風に吹かれながら、ひぐらしの声が大峯にお帰りと言っているように聞こえた。


トータル 10時間、16km、累積標高1500m



「蜩(ひぐらし)の労う声や弥山川遡行」



感謝。


追記:

ちなみに私のオオヤマレンゲベストショットはこれ

2014/07/17、弥山保護地にて