2014年7月25日金曜日

2014-07-22^24南アルプス:鳳凰三山・北岳・仙丈ヶ岳

一昨年、北岳では散々な目に遭って撤退していたので、そのリベンジもあって計画を練っていた。
ただ、地図を眺めながらルートと行程時間をあれこれ計算しても、なかなかうまく設定できない。
そんな時に、ヤマケイオンラインに新しく登山計画なるサービスが始まった。
早速試しに触ってみると、ルートを選択すれば同時に行程時間も計算してくれるようで便利。
2泊で無理せず周回するために、甲斐駒ケ岳と農鳥岳はまた今度としてセッティングしてみた。


7/22 

7時、北沢峠発
栗沢山まで、淡々と高度を上げる。標高が高いのか息があがりがち。
途中、甲斐駒が綺麗に望めたがあと少しで栗沢山山頂だとシャッターチャンスを逃した^_^;
もうガスってる、


早川尾根づたいには北岳や仙丈ヶ岳が望めるが、この日は山頂付近に既に雲が取り付いてしまっていた。


早川尾根小屋を通り過ぎようとすると、赤薙沢ノ頭手前で崩落のため通行不可とある。。。
通れなかったらいったん広河原に降りて登り返すことになるが、それは5時間弱のロスだし、しんどすぎるぞ。

アップダウンを繰り返し、鳳凰の山々が見え隠れする。


14時30分、薬師岳小屋着
あばら屋的造りに、にこやかな若い女性二人が切り盛りしている。
先週までは一人だったそうだ。
トレランナーも多いのかサインも幾つか並んでいた。

時間も早いので巨岩の上で呑んだくれ、背景はガスった北岳。


仙丈ヶ岳をシルエットに夕日も眺める。



7/23 

ご来光を眺める。今日は天気良さそうだ。


5時30分発 早朝、鳳凰の稜線を駈けるのはまさにスカイランだね。
南アルプスの山々はもちろん、富士山、八ヶ岳まで望めるんだから。

観音岳から北岳を望む


八ヶ岳


北岳、あの大雪渓を登り返すと思うとちょっと萎える^_^;


高嶺からの甲斐駒ケ岳、もう見納めかもしれないので、一枚。


白鳳峠からは延々の下り。膝の負担が大きい。
あまり人が通らないのか、ガーガー鳴く鳥が珍しそうに近づいてきた。


広河原に降り足の様子伺うも、上りに使う筋肉はまだ大丈夫なようだ。
ポールをアイゼン代わりに二俣コースの雪渓をつめていく。
雪は緩んでいるので問題なし。数回ポールを折り曲げかけたけど^_^;


雪渓の上端部でお昼とした。
今回持ってきたZシートに腰を下ろすと、柔らかくって気持ちが緩む。
小屋で作ってもらったお弁当は、
クロワッサンにはちみつジャム、プルーン、チーズソーセージ、野菜ジュース、カシューナッツ等など
女の子♪系もまた楽しい。

しかし、一旦気を緩めるともとに戻すのは辛いもので、
雪渓が終わると今度は丸太のはしごが続き、何度も息を整えつつ、精魂尽き果てそうになる。

山頂近くになると高山植物が咲き乱れこの世のものと思えない程なのに、
瀕死状態の自分が何だか可笑しくなってしまう、気分はハイ状態だ(笑)



山頂からは全方位素晴らしい眺めだ。



朝までいた鳳凰三山。
広河原から二俣の雪渓に目をやり、よく登り返してきたもんだと我ながら呆れる^_^;


南は塩見岳まで望める。いつかは縦走したいもんだ。


北岳山荘は7割ほどの混みようかな。平日なのにすごい人気だ。
水はタダ。ゴミも回収してくれる。ビール250円(訳あり賞味期限切れ)
診療所もあり、スタッフは50名ほどいるんじゃないかな。


7/24 

予報は晴のち曇らしいが、朝はガスって稜線の風が強い。
それでも一昨年よりはましな状況、
間ノ岳から先は未踏なのでガスの中コンパス頼りに三峰岳へのルートを探す。
急傾斜の岩場には真新しいマークがしっかり付けられていて助かる。
間ノ岳へ向かってくる登山者が多いのに驚いた。皆さん塩見岳からの縦走なのかな?

三峰岳は大きな岩の塊のようで、眺めも期待できないのでスルー。

尾根伝いに高度を下げていく。


シラビソの樹林帯は駈けるには調度良く、TJARのコースでもあり感慨深い。
高望池から次第に高度を上げていく。
北沢峠の最終バスは16時、時間が気になりつつ登るしかないので登る。



12時30分 仙丈ヶ岳
時間を気にしながら、北岳山荘のお弁当を食す。

ガスの合間から、昨日今日いた北岳、鳳凰三山に別れを告げて樹林帯へ下る。



結果的には、ほぼ計画通りに周回できたようだ。

かなりの疲労とすぐには解けない緊張感が何だか心地よくもあり
帰宅後も、数日アルプスの余韻に浸っていれそうだ。














2014年7月17日木曜日

2014-07-17大峯:オオヤマレンゲ

先週の木曜に、突然体調を崩した。
それまですこぶる快調だったのに、深夜もどして、その影響か喉が激しく痛み、
胃腸も弱って、起き上がってもすぐ疲れる状態に。。。
原因ははっきりこれと言えないけれど、いくつか複合したんだろう。

一週間経ってようやく回復しそうだったので、梅雨明け後のアルプス行きに向け体調整えるべく、
弥山へオオヤマレンゲを見に行くことにした。

6時30分トンネル西口発
のんびり登ってるつもりなんだけど、いつもとあまりタイムが違わないのは何でだろう^_^;
朝はまだ晴れている、予報では15時頃から雨らしい。
眺めがあるうちに一枚。
南東方面、夏の大気がそこまで来てる感じ。


山頂付近はガスの中。わずかに八経ヶ岳が望める。


何となく、靡。


お花はどうかと見てみれば、、、、
茶色くなってしまったものもあれば、つぼみもまだ多い。
開いているのもあるが、何だか傷ついてる感じ。
’咲きちらかした’って印象だな。。。

ちょうど今朝開きました!ってのが一輪でもいいから欲しいんだけど見当たらない。
9時前と時間もまだ早いのでこれから開いてくるのかも。


レンゲ道のコケの盆栽を鑑賞して、狼平へ。


小屋前の一輪。もうちょっと景気いいのないかな~。


よく見るとコケの間からオオヤマレンゲの苗?がいくつも育ってるね。
花をつけるまで何年かかるんだろうか。。。


こんな感じで、つぼみか茶色になってしまったかが多い。


弥山に戻る頃には八経ヶ岳のガスも取れて青空が見え出した。


小屋前の広場は平日にもかかわらず人が多い。
おにぎり休憩して、もう一度保護区へ行ってみる。

こんな美味しそうな実はおまけとして、




美人はいないか、いないか、と探して探して、ようやく見つけた~!( ^ω^)
















なんとか満足して帰途についた。 感謝。





















2014年7月13日日曜日

2014-07-23 6代目マゾヒスト

毎年買い換えてる感じかな。
シューズ選びは下手くそなので、一度気に入れば余り他に手を出さない主義^_^;
使っていた5代目は、部分的に破損しているのが目立つな。
瞬間接着剤でもう暫く使うつもりだけど、
これからの季節、アルプス向けに新調しました。
今週には梅雨明けしそうですね( ^ω^)



ちなみに、先代たちのレポ
2013-07-23 5代目マゾヒスト
2012-12-01 MASOCHIST 2 OUTDRY ←これは冬山用
2012-06-05 4代目マゾヒスト
2011-03-20 3代目マゾヒスト
2010-05-03 2代目マゾヒスト






2014年7月8日火曜日

2014-07-08腸脛靭帯炎(ランナー膝)

右膝外側の痛みが慢性化しつつある。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)というらしい(katsuさんご指摘有難うございます)

あらためてネットで調べてみた。
どうも、痛みの箇所が問題というより靭帯の反対側の付け根の
腰・お尻の方が硬くなって痛みが生じているとのこと。

ストレッチの動画とかも幾つかあって実際試してみると、
確かに、右と左とではお尻あたりの緊張が違う。

寝っ転がってテレビ観ながらこのストレッチは出来るので、
日頃からやっておくと効果あるかな。。。

もともと、左右の足への負荷が均等でないから右足だけこうなるわけだけど、
太ももの太さも左右比べると左のほうが大きいし、
膝のお皿は、先天的に右が2つに割れているし(これはよくあることらしい)、
こうなってる状況で非対称性を治すのは、何処からやればいいか直ぐには分からないな。


ストレッチしながら、膝・お尻・腰の痛み(違和感)が取れたら山行再開、
出発前にはお尻・腰周りにもバンテリン塗りまくる、
途中で痛みだしたら、膝だけでなくお尻・腰のストレッチもする。

とりあえず、これで行ってみようか^_^;

2014年7月5日土曜日

2014-07-04大峯:太古ノ辻

梅雨の季節、天気予報はコロコロ変わる。
自分でHBC専門天気図を見ても、ちっとも分からないし^_^;
すると、明日釈迦ヶ岳は晴れるとのこと。
あまり期待せずに行ってみることにした。

5時30分発
空には晴れ間が見える!期待できるかな?


稜線のこの細い幹の林は何度通っても雰囲気あるな~。


バイケイソウも、これぐらいまでは綺麗に見えるな。


高度を上げるとお決まりのガス。
丸太の階段も何となく綺麗に見える。


オオヤマレンゲはこんな状態。
山道まではみ出して、沢山の蕾をつけている。
今年はこの花も当たり年だね。


山頂はスルーして、奥駈道を南下。
明星ヶ岳を越えたところの崩壊箇所には、上へ迂回するルートが確認できた。
しかし、これまでの下へのルートもトラロープがそのまま設置されていたので降りることに。
急斜面で足元がぬかるんで、ロープを握りしめながら若干足を滑らせた^_^;
復路は新しい巻き道を行ってみた。
ロープがしっかり設置されているものの、ぬかるんでいたり大きな岩を這い上がったりでやっぱり怖かった。


舟ノ峠手前あたり


腰の温度計は15℃ぐらい、風も涼しい。
ガスが日差しを遮ってるれるおかげで気温が上がらず、虫もあまり活動していないよう。


往路は濃いガスの中を進んでいく。

八経ヶ岳から南のこのルートは久しぶりで懐かしい。
道を間違えそうなところや、仏生ヶ岳・孔雀岳の登り口などに親切な標識も増えていた。

楊枝の宿を越えて仏生ヶ岳への登り(写真は復路)


仏生ヶ岳への登り口をほんの少し越えたところに、
風を遮ってくれてぽかんと小さな空間があって、何度かここでおにぎり休憩した事がある。
目の前にはオオヤマレンゲも咲いている(写真は復路)


仏生ヶ岳を越えたあたり(写真は復路)


南方から孔雀岳(写真は復路)


11時、釈迦ヶ岳をスルー:-)
深仙へ向かう辺りからガスがとれてきて、大日岳が望めた。
また直ぐに見えなくなるかもと一枚。


深仙のお堂の扉を開けて、役行者を拝む。
恐れ多くてちょっと写真は撮れない。
テント場の先まで行くと釈迦ヶ岳の頂上が少し見えるんだね。(写真は復路)

「深き山に すみける月を 見ざりせば 思い出もなき わが身ならまし」 (西行)


12時、太古ノ辻着
とりあえず記念撮影。k.katoさんへのオマージュです(笑)


周りの様子も撮っておいた。


大日岳の行場にも標識が整備されていて、
前回は裏からのルートが分からずに途中で諦めたんだけど、今回は山頂まで行けた。


右膝の外側がいつものように調子悪くなってきそうだったので、
深仙小屋でスキンズを脱いでバンテリンを塗りたくってみた。
(結果的には、膝への疲労回復効果は大きかったと思う。ただ、膝の外側の痛みには敵わなかった)

釈迦ヶ岳に登り返すと見晴らしまずまずで、仏生ヶ岳まで望めた。


弥山は雲の中。


14時。あまりのんびりしてられない。

見納めに釈迦を見上げると何だか笑っているように思えた。

来て良かったかな。


馬ノ背?あたりで釈迦を振返った。
当たり前だけど、微動だにせず直立不動でいるね。


次第にまたガスが出始め、日差しを遮ってくれて涼しい中進むことが出来た。

1693P南側の靡、カメラを構えてる間にガスが濃くなってしまった。


17時40分八経ヶ岳


膝の痛みは増してるけどなんとかごまかしながら下山。
最後少しだけヘッテンつけたけど無事帰還することが出来た。
19時50分着


最後まで雨も降らず、虫に煩わされることもなく、釈迦の辺りだけ天気も回復して、
天気にはかなり恵まれたと思う。

トータル約14時間30分、距離35kmぐらい。
動物はいたけど、人には出会わなかった。


感謝。感謝。