2021年8月23日月曜日

2021-08-22大峯:山上ヶ岳(60)から脇の宿

 今回は久しぶりに、母公堂から山上ヶ岳・大普賢岳をピストンする定番コースに行ってみようと思った。

天気予報は微妙で小雨がぱらつくのは覚悟。

最近は169から90番とかへのアクセスが多かったので、天川村へのアクセスは久しい。

奈良市内からだと24号京奈和を利用することになる。

早朝は道が空いていて軽快に走れるが、

帰りは橿原・大和郡山あたりの渋滞がひどいので、大淀から吉野へ回って桜井へ抜けるコースを選んだ。


少し早く5時前に母公堂に着いてしまった。

小さな駐車場は数年前に値上げして500円から800円だったかな。

100m程先に進んで路駐した。

トイレだけ借りようとしたら、男子の方は鍵がかかっていて、女子の方は空いていたので

しょうがなく使わせてもらった。

ちょうど店番というかおじいさんが現れて胡散臭そうに見るので、状況説明すると、

歩きかと聞くのでそうだと答えた。

まあこんな感じで、母公堂の私の印象は前からあまりよろしくないw。


5時半発


下草の朝露で濡れるかと下だけカッパ履いて出発したが、最初はそれほどでなくすぐに脱いだ。

こうしたウエアの調整がこの後何度も行われる。


母公堂の標高が900m、奥駈道の山上ヶ岳が1700mなので800mのアップで、

1100mの90番から1400mの出合までの300mと比べると標高差ある、

更に傾斜も緩やかで距離あり。


8時20分 山上ヶ岳

直前まで見晴らし良かったが、1600m辺りからガスの中に入った


約3時間もかかってしまった。まだまだ体調回復していないな。

大峯山寺は開いていたけど、入り口にマスク着用と大きく書かれていて、

外からこんにちわだけさせてもらった。


大普賢岳までは今日は無理かなと、約4時間を目安に折り返すことに。

奥駈道はゴム足袋の足跡のみ、ハイカーさんはいないようだ。


小笹の宿から先、倒木がひどかったんだけれど整備が進んで歩きやすかった。

たまに見晴らし良かった北方角の山々


この辺りの奥駈道は軽いアップダウンで軽快だ。


9時30分 脇の宿


4時間経過なので、今日はここまで。

前にここで撮った自撮りが自分では割と気に入っていて、

それを更新しようとカメラの設定やら構図やらあれこれやっていたら面倒くさくなってしまったw。


前の自撮りはこれ2017/08/27撮影


折り返して、小雨がぱらついてきて笹も濡れてきてるので下だけカッパ、上はウインドブレーカーにしたり、

でも雨やんで蒸れるので脱いでとかややこしい。


下りは悩んで清浄大橋への参道を選んだ。

ピストンだと岩場が濡れてスリッピーだし、ポールに石突きキャップしていて滑るし。

TJARの選手は石突きキャップしてよく剱岳を行けるもんだと感心する、それも夜中。


2つのお茶屋は一軒ずつ開いてたかなぁ。

白装束で登ってくる人たちもちらほらいて、おまいり~の挨拶を交わす。


清浄大橋からは、自然遊歩道を行くのが良いんだけれど、

足元ぬかるんで面倒くさそうだったので、サクッと車道をファンランしてコンプリート。


トータル 7時間45分、20km、累積標高1280m


アブ除けトラロープを左右に2つ付けてみたけど、効果はあったと思う。


近づいてきたアブが、これまで2,3周して飛び去るところ1周で飛び去った感ある。


ただし、正直言うと最後の車道ランで膝裏を一撃された。

小さいアブで、ブンブンうるさくないやつ。

このアブはオニヤンマを天敵としていないのかなぁ。

なので刺されそうなところに虫除けスプレーも欠かせない。

スチブロン軟膏携帯してるので、タイツの上からすぐに塗布したけれど。


加齢とともに体力落ちていくだろうけれど、うまく付き合っていきたいもんだ。


感謝。




2021年8月12日木曜日

2021-08-11大峯:弥山(123)周回90番から

 123回目の八経ヶ岳・弥山

約一ヶ月ぶりの大峯となり、90番から弥山周回のコース設定に迷いはなかった。

お天気を考えれば前日10日に登っても良かったが

その前の日の台風通過でアクセスの309の落石が気になって一日待った。

その甲斐あってこの日は落石ゼロ。

道路整備の方たちがメンテしてくれたんだろう、有難うございます。


5時50分発


先日使っているポールSINANO13.6の先端部分のシャフトの交換をしてもらった。

ずいぶん前に石突きが折れて、それでも使っていたらどんどん先端がすり減って限界かなと。

普段は石突きのストックキャップ付けずに使ってたんだけど、

TJARのルール見てたら付けろとあったので、今回から付けてみようかと思った。

グリップがやはりゆるくなるんだけれど慣れれば行けるかなぁってな感じで、

うまく行けば石突きまた折れることもないだろうし、半永久に同じポール使えるし。

と、今回ほぼ最後まで無難にこなせてたんだけれど、下山時90番に降りる手前でコケた^_^;

粘土質の斜面でキャップが滑ってしまった。怪我はなかったが教訓となった。


6時40分 奥駈道に出た。


若干曇っているが、弥山・大普賢岳拝めた。


朝の奥駈道を気持ちよくファンランして、一ノ峠

いつもの構図だけど、この季節ってことで一枚


前日夜に少し降ったのか笹は濡れていてシューズも濡れてしまうんだけれど、

そのうち乾くだろうと、稜線を進んで1516P

ここは大峯北部の山々を一同にに拝める。

釈迦ヶ岳と仏生ヶ岳


八経ヶ岳と弥山


稲村ヶ岳と山上ヶ岳


行者還岳と大普賢岳


奥駈出合からは人が多い。

弥山で一泊して下山する方々多かった。

夏休みで小さなお子さん連れのファミリーも見かけた。


1500mの理源大師から1800mの弥山まで300m一気に高度を上げる。

とはいえ数字的には300mで、笑顔で登れる高さなんだけど。

例えば比良の大津ワンゲルは登山口300mから釈迦岳1100mと一気に800m登るわけで。


8時45分 弥山到着時には、八経ヶ岳拝めた。


ところが八経ヶ岳到着時には軽くガスが出てきてしまった。


セブンのバターロール2個食べて、レンゲ道を下る。

相変わらず人気のない楽しい散策道


日裏山手前で倒木が処理されていて、除けながら踏み跡を進んだら日裏山の東側に進んだ。

これは間違った踏み跡。本来は西を巻くルート。

どこまで続くのかと進んだけれど、数十メートルのところで踏み跡は四方に散っていた。

尾根に登って本来のトレイルに戻ったけれど、この道慣れてない方は悩むだろうね。

その先にも倒木を回避しようと偽の踏み跡が出来ていた。

私は冬にも登っていて地形ある程度把握してるからいいけれど、迷う人多いかも。


10時30分 狼平


弥山川の水は澄んできれい。

一時期ある事情で汚れてたんだけれど解消したみたい。

小屋に入ると一見きれいにされていたが、二階へのはしごの根元に一度水に濡れてしまったような煙草の入ったままの箱放置。

床の隅にジップロックに入った未開封のビーフジャーキーとなにかのおつまみが放置。

たぶん、残ったから食べて的に置かれて行ったんだろうけれど、持って帰ってよね。

動物がジップロックに付いた匂いに寄ってきて散らかすこともあるだろうし。

実際、この日は小屋のドア開いたままだったし。

回収して持って帰るほど自分はまだ人間出来てないので、とりあえず二階に移動させておいた。

熊だったら登っていくかなぁ。。。


弥山への上りにある鹿よけ柵の出入り口には、分かりやすい留め具が付いていた。


この網は針金が入っていて、これまでは何箇所かねじって出入り口の隙間を閉じてたのを開けてたんだけれど、私も最初はよくわからず悩んでたw。


弥山に戻るとガスはとれて八経ヶ岳拝めた。

夏の午後の水蒸気多い空気だったけれど。



今回もアブ除けトラロープ活躍してくれた。

近寄ってくるアブは周りを数回飛んで去っていってくれた。


ただし、付けとけば万全というわけでなく、

前回の比良山行では、リュックの中央反射帯の下に付けてスタートしたが効果なく、

少し高い今の位置に変更して効力発揮。

アブに見てもらえる位置に設置必要。

だから、リュックのもっと上や帽子につけれるならそれが更にいいかも。

枝に引っかかったりしないよう使い勝手の配慮はいると思う。


更に、トラロープがぶらぶら揺れてないと効果なし。

アブに活発なオニヤンマと思ってもらえる必要あり。動かないオニヤンマは怖くないようだw


アブにもお腹が空いてかなり凶暴なのもいるのか、なかなか去ってくれないのもいる。

そんな時はリュックを揺すってトラロープをブルンブルン振り回すと効果あり。

なんなら手に持ってアブに向けてブンブン振り回すのが一番と思う。

リュックを下ろして離れた時とか無防備になるので、もう一つポッケに持っておくのもいいかな。


繰り返しますが、これさえあれば万全ではなく、

気づいてくれないアブには効果ありませんので、振り回すとか気づかせる必要あります。

またお腹の空いた凶暴なアブはオニヤンマと把握しても特攻してくるので、それに負けないくらいブンブン振り回す必要あります。

私の場合、虫除けスプレー、携帯ベープも併用してます



今回は、復路も1516Pから稜線進んだけれど、疲れた状態で奥駈道から登り返すのはやっぱきついな。

景色も朝見た時よりも水蒸気でぼやけてるし、ここは朝立ち寄るのがいいと思った。


14時10分着


トータル 18km 8時間20分 累積標高1600m


車に乗り込んでから雨が降り出し、いいタイミングで下山できた。

山中、日が射すとかなり体感暑かったので曇りのほうが過ごしやすかった。

ここ最近としては少し距離・時間長く出来た。膝のメンテして次につなげたい。


感謝。



2021年8月2日月曜日

2021-08-01比良:武奈ヶ岳

 先週の連休は、梅雨明けで長野方面への遠征を思案したが、

山小屋完全予約っていうし、やはりこのコロナ禍でそこまで遠出する意欲もあまりなく、

ウダウダしてるうちに飲みすぎて胃腸を壊して寝込んでしまったw。


今週末は、標高の高い大峰方面へ行きたかったけれど、

昼過ぎから雨予報でつまりゲリラ豪雨の中下山しないといけないのは辛い。

なのでお天気持ちそうな北の比良系を選択。

ただし標高低い分気温は高いのは覚悟。気温より虫との戦いの覚悟。


5時半発

いつもの大津ワンゲル登山口に車を止めて、

なるべく早い時間に切り上げようと頑張って早出した。


気温23℃程で薄くガスが出て、汗だくで登る。

途中何度か普段はしない水分補給して、釈迦岳に着いた時には

手袋も汗を吸ってずっしり重く、手もふやけていた。


漠然と広谷経由で北陵から武奈に登って、その後縦走路をびわ湖バレイの方へ行こうかなと思っていたが、ガス多めなので、コヤマノの森のガスったところ写真撮りたいと思い、八雲ヶ原からゲレンデを直登することに。

しかしガスはどんどんと晴れてきて、コヤマノに着いた頃には普通のいつものコヤマノだったw。


とりあえず武奈ヶ岳へ

いつも撮るコヤマノ方面の景色はこんな感じで蓬莱山は望めず、積乱雲がすでに発生している。


スマホでも一枚。


この後北陵を下る。

大概この斜面はズルズル滑るんだけれど、今日は乾いているだろうと。

それは正解だったが、身の丈ほどの低木が元気に大きな葉を広げて視界が悪い。

すぐ横から熊さんと遭遇ってな不安感あり、なんなら登り返そうかとも思って進む。


熊鈴は一応携行してるけれどリュックの奥底でこんな時使えていないなぁ。

リュックの胸のベルトの留め具が笛にもなる形状なので、

今はこれをたまにピーーーっと吹き鳴らして心細さ解消してるけれど、

取り出しやすいポッケに熊鈴入れ直すべきだな。


アブもしつこく周りを飛んでいて、リュックのお尻にぶら下げているトラロープの効果が見られない。

昨年リュックの新調してから初めての夏シーズンなので大丈夫か心配していたけれど。

あまりにまとわりつくので、腰をかがめてトラロープを手でバタバタ弾いてこれでどうだとしてみたら、さっとうるさかったアブはいなくなった。

ってことで、取り付け位置が悪かったようなので、もう少し背面上側に取り付け直したらその後悩まされることはなくなった。


広谷への湿地帯も身の丈低木が大きな葉を広げて、沢のミストと森の木陰で涼しさありで

人にも合わず、少しビビるくらいの異次元空間だった。


イブルキノコバからは、八雲ヶ原から金糞峠への散策ルートをファンラン。

比良に来たらこのコースは外せない。

下りは久しぶりに青ガレへ急降下。


12時着


トータル 6時間20分 14.5km 累積標高1250m


広谷の異次元空間、アブ除けトラロープの取付位置調整と割と充実した山行でした。