2009年11月8日日曜日

091107台高山脈:池木屋山

台高山脈:池木屋山へ行ってきた。

以前から明神平から池木屋山のルートが気になっていたが、
地図では点線のルートで、七面山弥山川の経験もあり
行って帰ってこれるか躊躇していた。

ネットで色んなブログを見させていただいて、
相当イメージを持てたので冬になる前に行くことにした。


6時過ぎ、大又の登山口に到着すると、先着の方が帰ろうとしている。
入口はバリケードされている。そいうことか。


しかし、早朝ここまで車を飛ばしてきて、
通行止めの一言でハイそうですか、はネェ。

これまで、南アルプスへ行く道釈迦ヶ岳へ行く道で通行止めのバリケードがあったが
いずれもクリア出来ている(笑)
ま、自己責任で確かめないとね。

林道を1kmほど登っていくと、林道がゴッソリえぐられている。
ここのことかな。
どうも、写真(上から見た図)の大きな土管がふさがれたかで水が林道にあふれ出したみたい。


この先も小さな崩壊はあったが特に問題なし。
連日天気がいいにもかかわらず川の水量も豊富だ。

明神平に到着。
タイムはほぼ標準時間。
そういえば前回も台高の地図の標準時間は割とタイトな気がしたっけ。
体調もいま一つなのは確か。

前に登った薊岳


上の方はもう紅葉は終わってしまったようだ。
しかし、天気はピーカン! 風なし、気温10℃前後

三ツ塚から明神岳へ


碑の反対側はこんな感じ。
この景色が延々と続いて行く。


笹ヶ峰から千石山


事前に色んな皆さんのブログ(最下部参照)で写真を見ているので、
なんだかことさら撮らなくても、もういいじゃんって感じ。
はるかな山の景色はすばらしい!
んだ。だけど写真に撮るとただの山になっちゃうんだよね。

千石山まではなんとかテープを頼りといっても
まま、道は目視できた。ここからは激下り。
写真では伝わらないが、相当な急勾配が続く。


それも踏み場が落ち葉で覆われてほとんどわからない。
テープだけが頼り。
天気が悪く、霧が出ていたら絶対に進めなかっただろう。

さらに適度なアップダウンを続けて赤倉山
山頂からの眺望はない。ま、それは事前に分かっている。




霧降山付近で、人間様の声がかすかに聞こえたような。
尾根伝いに北東から登ってくるようだ。
こんな天気いいんだから何人かは登ってこられるとは思っていた。

池木屋山への最後の坂を気合いで登ると、一人のおっちゃん。(笑)
「明神平からか、4時間ぐらいか?」
登ってくる様子でピタリと言い当てられてしまう。

おっちゃんは、宮ノ谷の方から登ってきたという。
そのルートってかなり危険と見てたんですけど。

おっちゃんはこの辺りを500回ほど登っていて、自称、山の案内人だそうだ。
ご高齢なのに筋肉隆々。
細い枝をペンチで整えて割り箸代わりに弁当食べていた。
お箸を忘れたそうだ(笑)

親子連れも宮ノ谷ルートで登ってこられる。
山深い池木屋山で4人。ちょっと早いお昼。
日差しが柔らかい。


予定時刻に余裕なく、お先に出発。

先ほど聞こえていた声は、5,6人の翁たちだった。

赤倉山から北上して、北景、千石山を望む。


右側の山が千石山だったっけ?(実は左側)ちょうど方角は北。
坂を下りていくと、滑落しそうな斜面。うー。
地図を見直して、ちょっと西の方向かなと進むとまた滑落斜面。あらら、

ついにこの時が来たか。

しかし、直前までテープはあった。
その間北西の方向が正解だ!
確かに進んでみれば尾根になってるんだが、
やっぱり迷っててしまう。
天気が良くて感謝!

下りきったところで、若い単独登山者。
大きな荷物、縦走するのか、挨拶だけですれ違った。

千石山まで、激登り!
うめき声あげながら、やんや登る。
復路のこの急こう配はキツイ!

ここまでくれば、なんとかテープ頼りに帰れるだろう。
休み休み、のんびりラン。

明神平には、2人と、4,5人のパーティ。
これからテント張って楽しむのか。

最後の下りを下っていると男女の若い登山者。
こんにちわと声をかけるも、なんか睨まれる(笑)
美人のお姉さんは逆ギレしてるっぽい。
後ろに続く長身の男性はなだめ疲れたっぽい。
???

土砂崩れ現場では、ショベルカーが作業していた。
補助の人が、私に気づいて、「工事現場ですよ」とぼそり。
すいませんと、後ろについてショベルカーの近くまで行く。
ダンプで下から土砂を運んできて土を盛る作業をしているようだ。

しばらく作業を傍観していると、クラクションで通れという。
なんか不穏な雰囲気。機嫌悪そう。
「すいません、ありがとうございます」と言葉早に通らせてもらった。

美人のお姉さんは一悶着やっちゃったんちゃうか(笑)
「休日に工事してる方が悪いんちゃう!」とか、(*^_^*)
勝手な妄想m(_ _)m

駐車場に着くと、4台の車が止まってる。
2台は京都ナンバーの若者がいたが、これから帰っていくようだ。
どうもあきらめ組みらしい。
一台は逆ギレ美人お姉さん組か?
明神平にいた方々はここから登ったんじゃないのかな。

帰り支度していると、一台の車がやってくる。
若者二人、これから登るって様子。

状況把握してないようだったので、
上で作業してるおっちゃん機嫌悪いから気いつけや
とだけ教えてあてた。どうなったことやら。

06:45 登山口発
10:30 池木屋山
14:45 登山口着

トータル8時間

時間的には標準時間x6で時間通りだったが、
体が重かった。
足腰にそれほど痛みは残らなかった。

今回の消費サプリメントは
水2L、おにぎりx2、パワーバージェルx2、ハチミツ、水に溶かすタイプ、あめx3

水場が心配だったので事前に飲めるだけ水飲んで、
2.5L担いで行ったので不安は生じなかった。

登山口駐車場からは、こんな景色も見られるんだが、
紅葉は800m台の山が盛りかな。
と、いうことは来週は、、、六甲! かも。


参考にさせていただいたサイト
ありがとうございました。

池木屋山
大又林道終点~池木屋山
2003/6/7,8 明神平から池木屋山
オプション例会記録No.81
台高縦走は花の小径・明神岳から池木屋山
台高はワイルドで行こう・池木屋山

2 件のコメント:

スロートレック さんのコメント...

千石への下だりを東へ?それは気がついて
良かったですね!ホントこの時期のトレール
は落ち葉で分かりにくいものです
マップにキャンプ適地とある場所に水場が
あるのですが、それも記録してたら安心
出来たでしょうね、すみませんです。
笹ヶ峰の辺りいいでしょ~♪
しかし8時間ですか・・・速っw( ̄ー ̄)

nikkor14d さんのコメント...

スロートレックさん、ありがとうございます。

若干迷ったのは、復路、赤倉山から北西へ下る時です^_^;

千石山の激坂下まで来たときは、少し心に余裕がでて、キャンプ適地にあるという水場を探そうかとも一瞬思ったんですが、ブナ林が果てしなく戻ってこれなくなるかと、10mほどわきに進んだだけで断念しました(笑)

また春にトライしたいと思っています!