2016年8月1日月曜日

2016-07-29^31南ア:塩見岳・農鳥岳・間ノ岳

今年のアルプス第一弾は南ア。

目的は、塩見岳から北の見晴らしのいい稜線をスカイランすることと、農鳥岳に登ること。
間ノ岳も二度訪れたけど雨とガスだったので再確認したい。

車なのでピストンのルート設定となり、アクセスは鳥倉。
そこから農鳥に向かうために、ヤマケイオンラインで登山計画を作りながら、熊ノ平小屋2泊のプランとした。

天気予報・天気図とにらめっこして、金土日を決行日としたのは木曜日の朝。
車を走らせ16時ぐらいに到着したけど登山口駐車場は平日なのにほぼ満車状態だった。
週末停めれない車はどうするんだろうか。。。


7/29(1日目)
いつものように起きてからうだうだ準備して、明るくなった4時半頃出発。

熊ノ平までは少し距離があるので少しペース意識したせいか足の疲労がいつもと違うけど、
9時前に塩見小屋に着いた。


新しくなった小屋の中を覗き見て、さて塩見岳へ向かおうとすると、
それまで姿を見せていた山頂がガスの中に入っていってしまった^_^;


山頂もほぼ視界なし。
かろうじて稜線らしきものが垣間見えたりするぐらい。
(熊ノ平に着いて話を聞くと朝は雲海が綺麗でブロッケンも現れたそうな)


ほぼガスの中を進むけど、たまには視界が広がって農鳥岳が望めたりする。


この写真を撮っていると後方から熊鈴が聞こえる。

若い山ガール一人。それもかなりイカしてる(笑)
ランではないがかなりのスピード。
しばらく後について進んだけど、なんか趣味悪いので^_^;距離を開けた。

樹林帯に入って彼女がリュックを降ろして休憩しているところで先に行くことになったけど、
後からひたすら熊鈴の音が迫ってくるのには参った。
地図を見るふりをしてる間に先に行ってもらった^_^;

ペースはグタグタになり小屋はまだかと13時半にようやくたどり着いた。


彼女は小屋の前のテラスでカレーを食べていたので声をかけてみると、
二軒小屋から蝙蝠岳を登ってきたとのこと(@_@)
そしててっきりココに泊まるのかとおもいきや、これから北岳山荘まで行くという。
その先どうするのかと聞くと、
次の日下山して日曜は友達と穂高に登るとのこと(@_@)
話を聞いた登山客がみんなでエールを送った(^o^*)/


小屋の正面には西農鳥がどっかとそびえ立っている。
ビールを飲みながらテラスに座って眺めていると、ガスがかかったり晴れたり飽きることがない。
良いロケーションだ。


水も豊富。


部屋はこんな感じ。


食事もとても美味しい。
特に、御飯と味噌汁が普段食べてるのよりも美味しくって何杯もおかわりした(笑)

お客は金曜のせいか5割もいなかったと思う。
余裕もって眠ることが出来た。




7/30(2日目)
今日の予定は、農鳥と間ノ岳で展望を堪能すること。
距離的にはかなり余裕なので、天気良ければ北岳にも行けなくはない。

朝日を浴びる西農鳥


朝食を食べて5時に出発


農鳥へのトラバース分岐まで登ると視界が開ける。


仙丈ヶ岳


塩見岳


トラバース道からの西農鳥


7時 農鳥小屋


怒りっぽいと噂の主人の姿を確認して、農鳥へ登る。
この時もう既に間ノ岳はガスに隠れ始めていた。
西農鳥も登った頃にはガスの中。


進んで農鳥岳。
奈良田方面から登ってこられたのか人が多い。


視界ないのでさっさと折り返す。


小屋に降りて一瞬だけ間ノ岳のガスがとれたけど、近すぎて何がなんだかよく分からないな。
山頂はさらに遥か奥のほうだし。


遮るもののない岩場を延々登って11時登頂。
山頂はガスがなく、広場を見渡せただけでも初めてだ。
最初の時は残雪も残ってたし。


三角点には「相ノ岳」とある。


標識も綺麗に新調されていた。


北岳はガスってるのでパス。
時間はたっぷりあるので小一時間視界が開けないかぶらぶらしてみるも叶わず。
三峰岳経由で熊ノ平へ

宿に着くと幾つかの団体さんで大賑わい。
寝床も昨日3人のスペースを4人で使うことに。

夕暮れの西農鳥


食事は連泊ということで別メニューでカレーを頂いた。
昼に食べれば1000円のをしっかりお替わりさせてもらった。



7/31(3日目)
朝食も他の客とは別メニューで、ハムエッグ、茄子の新焼き、野菜サラダと気を使って頂いた。

5時の西農鳥。


昨日よりも天気は良さそう。
ただ予想通り、BSの天気予報では15時頃には飯田市で雨とのことで、
それまでに塩見の北の稜線を楽しまないとと、最初の樹林帯を幾分ハイペースで進む。

一旦視界が開けたところで、仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳


間ノ岳・三峰岳


塩見岳


さらに樹林帯を進んで、6時40分ようやくスカイランの始まる北荒川岳に出た。

まさに期待していた景色!
写真を撮り忘れているのはなぜ?(笑)
パノラマ動画でどうぞ
南は塩見岳から東に富士山、農鳥、間ノ岳、北に甲斐駒、仙丈ヶ岳、西に中央アルプス



塩見まで至福のトレイル


途中、大きなリュックを背負った単独お婆さんに追いつく。
熊ノ平からならかなり早い時間に出発したのだろうと声をかけると、樹林帯で迷ってビバークしたそうな。
今日は三伏小屋まで行くという。午後には天気崩れるらしいと伝えた。
70歳ぐらいに見えるんだけど、南アは高齢の縦走者が多い。


急坂を登り切り塩見の上からあらためて絶景
今回楽しんだ農鳥と間ノ岳


北の仙丈ヶ岳方面


南の荒川岳、赤石岳、聖岳方面


そして富士山もかなりいいお姿だ。


後は帰還するのみ。基本下りを駈け抜ける。
三伏山で塩見をもう一度振り返って、鳥倉ルートを降りた。



今回お天気は、前半ガスが多かったけど上空は晴れていたし3日目は晴天で、決行日の選定はまずまずだったと思う。
間ノ岳・農鳥岳の間も繋いでこれで一応白峰三山登頂出来た。
熊ノ平小屋もかなり好印象。

大満足の南ア2016だった。

さて、次は北ア2016(∩_∩)









2 件のコメント:

arajin さんのコメント...

気持ちよさそうですね~
涼しくて虫に悩まされる心配もないアルプス。
毎年遠征される山行記を拝見して、憧憬の念が募ります。
でも、未だ踏ん切りがつかず、貴兄の写真と文章を読んで羨んでいます。
ただ、貴兄の踏破距離は超人的なので、私ていどの参考には全くなりません。
GPSのログを見ても、全然距離感がつかめなくてイメージが湧かないのです(笑)

nikkor14d さんのコメント...

arajinさん>
「兄貴」ってなんすか?(笑)
写真は気持ち良い時しか撮ってません^_^;
見晴らしいいのは朝方だけで直ぐにガスってしまいました。
でも、最終日は報われたので良かったです。
コース設定は、ヤマレコオンラインで速度0.7、6時発15時着を基本に立ててます。
連日になるし無理せず山を楽しみたいですし。
実際は、5時頃出発するんですが。

山頂は、弥山みたいにハエは多いですよ。
でも刺さないので気にしなければ大丈夫、ただ、下山時着替える時が要注意でしょうか、
今回もアブに一箇所刺されてしまいました^_^;

以前、間ノ岳で悪天候で寒さに震えたことあるので、
インナー、手袋なんかは携行してます。