2011年7月18日月曜日

2011年 夏 北アルプス 2/3

03:00起床。

駐車場はいつのまにか満車。
辺りは既に、出発する方々もいる。

04:30出発
最初は林道。
急がず早足で進む。

白出沢出会。
何人かのハイカーさんが朝食をとっている。

ここから、地図では7時間の登りだ:-)
樹林帯をペース上げず登る。
まだまだ先をゆく人達がいる。

女性3人x男性1人のシルバーさん達
リュックにヘルメットぶら下げてる。
?沢登あったっけ?

間もなく、氷河がお目見え。
もう既に標高高いんだろうか。
(1900mぐらい)

冷たい風とともに、水が流れ出している。
数秒と手を浸けていられない。

さらに樹林帯を登ると、また残雪。
若者が8本アイゼン装着中。
それは大げさでしょう:-)
凍ってないから、大丈夫よ。
(冬の金剛山で慣れてるし:-)

白出沢をさらに直登。

また氷河。
今度は、見上げる先まで続いてる。
若者2人が8本アイゼン装着中。


北アは、  ここまでか。。。



「アイゼン無しで行けますか?」
「後ろについていっていいですか?」

「前に行ってもらったほうが、
何かあったときに、受け止められますから」

(笑)


行けなくはないんだが、
距離が1km程に見える。
上でさらに凍っていたらもどるにも戻れない。。。。

「私のピッケル使いますか」

おお!
お借りします!

彼は、登った先の穂高岳山荘の方とのことで、
山荘に返してもらえばいいとのこと。

所々四つん這いになりながら、ズリズリ登る。

上から下ってくる方もいる。
「大丈夫ですか?」
「アイゼンいるって、聞いてなかったよー」

高度が上がってきたのか、呼吸がつらい。
数歩登っては、ヒーハー繰り返す。

突然、「ラーック!」と山荘の方が叫ぶ。
見ると、100kg程の岩が転がって転がって、 止まった。

えーーっと、
トレランしに来たんですが、、ここはどこ?(^c^;;

なんとか氷河帯を抜け、さらにガレを直登。
1m弱の岩がごろごろしていて、それらが浮いている。

直登すればいいのは確かだが、
しっかりした踏み跡なく、かなり大きな石を
ズリズリさせながら登る。

呼吸がつらいし、頭がクラクラしてきた。
酸欠だ。

とりあえず、登り切るしかない。


09:30
山荘着、2983m
立派な建物。
登山客多い。涸沢から登ってきてるんだろう。
山荘の方は、窓拭きとか布団干しとか
山開きの作業をしている。

あまり意識ないまま、フラフラ奥穂高へ。
地図で見れば大したことない距離を、
ヒーハーいいながら登る。

槍ヶ岳が見える。カッコエー!




ロバの耳、前穂高確認して戻る。






ふぃー。

巨大カールの底に涸沢ヒュッテが見える。



あそこに降りて、明日又登るってか?
ちと辛すぎるぜ^_^;


計画変更、

このまま北上して、北穂高小屋に泊まろう!



朦朧とした頭で、涸沢岳へ


頂上過ぎて、鎖が垂直に降りている。。。。
底が見えない。
ルートは間違ってないようだ(;_;)

下を見れば、数百メートルはダイビングできそうだ(;_;)

山と高原地図では、実線ルートじゃないの?
3点支持で進む。




天気は最高だからいいが、
天気悪かったら死人出るぜ。




足元確かめるのに頭をフルとクラクラするし。。。




マジで怖い。

足がすくむ。

泣きながら進む、

(谷底や、鎖場は写真取る余裕なし(;_;)


14:00
なんとか北穂高小屋に着けた。(涙)



小屋は、3100mの山頂にあり
素晴らしいポジションだ。

すぐさま宿泊お願い。
特等席のような、3F端の上段部分をいただいた。
窓から光さすし、なにしろ寝袋でなく、おふとんだよ(*^_^*)



夕食・朝食5時半とのことで、
1泊・夕食・2弁当とする。10000円弱。

とりあえず、槍を眺めて生ビール:-)







涸沢




前穂高岳




槍ヶ岳




乾燥室がしっかりしていたので、
ウエア一式手もみ洗いして乾かす。

スキンケアしっかり。

太もも大腿骨の内側奥の筋肉がツリそうになってる。
到底いつも使ってる筋肉ではない。
インドメタシン塗りたくり。
手のひらも、鎖を強く握りしめてたかツリそうだ:-)

17:30夕食




天気は素晴らしく、お山の上は晴天だ。
外界は、夕方には積乱雲でおおわれている。




雲に隠れゆく槍ヶ岳




宿の雑誌を借りて、今回のコースをあらためて見てみると
国内屈指の岩場とあり、どれも南下ルートだ。
たしかに、下を見ないだけ恐怖心は少ないだろう。

これが何で、実線ルートなんだ?モシモシ!?


山小屋は3回目なので、少しは慣れた。
耳栓は必須。
イビキとか、深夜のおトイレとか、早朝の荷造りとか
普通じゃまともに眠れない。
今回は、普段以上にぐーっすり眠れた。

そして気づけば、03:30









 

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