駐車場はいつのまにか満車。
辺りは既に、出発する方々もいる。
04:30出発
最初は林道。
急がず早足で進む。
白出沢出会。
何人かのハイカーさんが朝食をとっている。
ここから、地図では7時間の登りだ:-)
樹林帯をペース上げず登る。
まだまだ先をゆく人達がいる。
女性3人x男性1人のシルバーさん達
リュックにヘルメットぶら下げてる。
?沢登あったっけ?
間もなく、氷河がお目見え。
もう既に標高高いんだろうか。
(1900mぐらい)
冷たい風とともに、水が流れ出している。
数秒と手を浸けていられない。
さらに樹林帯を登ると、また残雪。
若者が8本アイゼン装着中。
それは大げさでしょう:-)
凍ってないから、大丈夫よ。
(冬の金剛山で慣れてるし:-)
白出沢をさらに直登。
また氷河。
今度は、見上げる先まで続いてる。
若者2人が8本アイゼン装着中。
北アは、 ここまでか。。。
「アイゼン無しで行けますか?」
「後ろについていっていいですか?」
「前に行ってもらったほうが、
何かあったときに、受け止められますから」
(笑)
行けなくはないんだが、
距離が1km程に見える。
上でさらに凍っていたらもどるにも戻れない。。。。
「私のピッケル使いますか」
おお!
お借りします!
彼は、登った先の穂高岳山荘の方とのことで、
山荘に返してもらえばいいとのこと。
所々四つん這いになりながら、ズリズリ登る。
上から下ってくる方もいる。
「大丈夫ですか?」
「アイゼンいるって、聞いてなかったよー」
高度が上がってきたのか、呼吸がつらい。
数歩登っては、ヒーハー繰り返す。
突然、「ラーック!」と山荘の方が叫ぶ。
見ると、100kg程の岩が転がって転がって、 止まった。
えーーっと、
トレランしに来たんですが、、ここはどこ?(^c^;;
なんとか氷河帯を抜け、さらにガレを直登。
1m弱の岩がごろごろしていて、それらが浮いている。
直登すればいいのは確かだが、
しっかりした踏み跡なく、かなり大きな石を
ズリズリさせながら登る。
呼吸がつらいし、頭がクラクラしてきた。
酸欠だ。
とりあえず、登り切るしかない。
09:30
山荘着、2983m
立派な建物。
登山客多い。涸沢から登ってきてるんだろう。
山荘の方は、窓拭きとか布団干しとか
山開きの作業をしている。
あまり意識ないまま、フラフラ奥穂高へ。
地図で見れば大したことない距離を、
ヒーハーいいながら登る。
槍ヶ岳が見える。カッコエー!
ロバの耳、前穂高確認して戻る。
ふぃー。
巨大カールの底に涸沢ヒュッテが見える。
あそこに降りて、明日又登るってか?
ちと辛すぎるぜ^_^;
計画変更、
このまま北上して、北穂高小屋に泊まろう!
朦朧とした頭で、涸沢岳へ
頂上過ぎて、鎖が垂直に降りている。。。。
底が見えない。
ルートは間違ってないようだ(;_;)
下を見れば、数百メートルはダイビングできそうだ(;_;)
山と高原地図では、実線ルートじゃないの?
3点支持で進む。
天気は最高だからいいが、
天気悪かったら死人出るぜ。
足元確かめるのに頭をフルとクラクラするし。。。
マジで怖い。
足がすくむ。
泣きながら進む、
(谷底や、鎖場は写真取る余裕なし(;_;)
14:00
なんとか北穂高小屋に着けた。(涙)
小屋は、3100mの山頂にあり
素晴らしいポジションだ。
すぐさま宿泊お願い。
特等席のような、3F端の上段部分をいただいた。
窓から光さすし、なにしろ寝袋でなく、おふとんだよ(*^_^*)
夕食・朝食5時半とのことで、
1泊・夕食・2弁当とする。10000円弱。
とりあえず、槍を眺めて生ビール:-)
涸沢
前穂高岳
槍ヶ岳
乾燥室がしっかりしていたので、
ウエア一式手もみ洗いして乾かす。
スキンケアしっかり。
太もも大腿骨の内側奥の筋肉がツリそうになってる。
到底いつも使ってる筋肉ではない。
インドメタシン塗りたくり。
手のひらも、鎖を強く握りしめてたかツリそうだ:-)
17:30夕食
天気は素晴らしく、お山の上は晴天だ。
外界は、夕方には積乱雲でおおわれている。
雲に隠れゆく槍ヶ岳
宿の雑誌を借りて、今回のコースをあらためて見てみると
国内屈指の岩場とあり、どれも南下ルートだ。
たしかに、下を見ないだけ恐怖心は少ないだろう。
これが何で、実線ルートなんだ?モシモシ!?
山小屋は3回目なので、少しは慣れた。
耳栓は必須。
イビキとか、深夜のおトイレとか、早朝の荷造りとか
普通じゃまともに眠れない。
今回は、普段以上にぐーっすり眠れた。
そして気づけば、03:30
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