回復といっても大普賢山頂は雲の中なのは、知る人は知っているわけだが、
乗り付けてきたオッチャン達はのんきに楽しそうだ。
「○○さん、ネギ持ってきた?」
「ここ電波はいるんかなぁ、ラジオ体操したいんだけど」
ラジオ体操は6時だろう、もう過ぎてるぜ。
「いつもYoutubeでするんだよね~」
な~る、シルバー世代にもそれなりにネット文明が浸透してるようだ^_^;
お好きにどうぞ、山頂で震えながら鍋でも突っついてくれ(笑)
私もいつものように準備体操始めると、なんと!
屈伸できるやん(^o^)/
正直言うと、ここ半年以上ひざが痛くてちゃんと屈伸さえ出来なかったのだった。
歳だからそんなもんかとあきらめも入っていたけれど、まだまだ行けそう(^o^)/
07:50発
ルートは無双洞方面。
雨で渡れなかったりするかもしれないし、帰りに出くわしたら洒落にならんから、
行きに確認しておこうと。ダメだったら引き返せばいいし。
それと、日が暮れてしまったらこっちのコースは判りにくいので、
行きに使って帰りはルートがはっきりしてる大普賢岳からの下山コースを想定。
鎖場を降りると、いつも枯れてる沢が轟々と流れている。
でも、靴も濡れずに何とかなった。
雨に濡れた落ち葉も美しい。
無双洞の滝も勢いいい。
渡れるのか心配だったが、水の勢いは洞窟からのが良いようで、
表面を流れる沢は普通に渡れていた。
急坂を登って一息。
10:05(2H15M)奥駈道分岐
稜線に出ると風が強い。
気温は10℃を超えていたけど寒いのでカッパ装着。
いつものところ。
行者の水、奥のホースからは勢い良く出ていたけれど、
手元のホースからはチョロチョロとしか出ていない^_^;
小屋で一息。
中は綺麗に整えられていた。
今日は行者還岳に来る人もいないだろうねぇ。
久しぶりに大峯っぽい天候なんだけど。
11:50(4H00M)奥駈出合
日が暮れても大普賢岳下山コースなら迷うことないのでもう少し進む。
弁天の森、手前。
降りてくる1人、2人のハイカーさんに出会った。
弥山もガス真っ白で楽しかったことでしょう。
12:30(4H40M)理源大師
ここからの登りはパース^_^;
今日はそんなに追い詰めなくてもいいでしょ。
おにぎり頬張り帰路へ。
延々ガスと西風。
上下カッパで少し寒いぐらい。
防寒グッズはまだまだあるので心配なし。
行者還小屋でまたまた寛いでしまった。
トイレットペーパーが何故か外に放置してあって濡れてたので中に入れた。
折角どなたかが持ってきてくれたんだろうに勿体ない。
台高山脈が見えるじゃないか、ガスってるのは大峯だけなのね。
15:10(7H20M)和佐又への分岐
ここで思案。
帰りの時間的には大普賢岳回っても、無双洞へ降りてもあまり変わらないだろう。
先週は山上ヶ岳から七曜岳まで行っ来たし、
稜線の風とガスにちょっと飽きてきた^_^;
明るいうちに帰れそうってことで、周回せずにピストンで帰ることに。
下りの木の根は滑るので、ポールはしまって降りていく。
膝はかなり調子いい。
無双洞の水は、表面を流れる水は濁っていたが、洞窟からのは濁ってないように見えた。
自分はいつもの様にはじめから2L担いているので飲水の心配はなし。
鎖場を登り終えてトラバース道に入ったところで、男女2人の若者に追いついた。
通り過ぎようとすると、
「和佐又の駐車場に行きますか?」と尋ねてきた。
行かない人がいるのかと思いつつ、「ええ」と答えると、
「シルバーのバンが止まってると思うので、声をかけてもらえませんかぁ?」と言う。
はぁ?どう声かけるんじゃい?
面倒くさそうなので、「出来ません」と言って立ち去った。
若者よ、礼儀をわきまえろ。人を小間使いとでも思っているのか。
17:05(9H15M)和佐又着。
東向きで雲が厚いこともあり暗くなるのが早い。
あの2人はどうなったことやら。。。
トラバース道に入っていたから、スマホのライトなんかで何とか辿り着いただろう。
お気楽な感じだったから、誰か助けに来てくれるだろうと呑気に停滞したかもしれない。
ルートをはみ出して下って行ったら迷ってるだろうけれど、若いから死にはしないだろう。
しかし後で考えると、遭難する人ってそういう人なのかなって思った。
若者よ、君が出会ったモノは、人ではなかったのだ。
人でなしか、人の姿をしたナニカだったのだ。
南無~m(_ _)m
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