多分人出は多かろうと予想するも、奥駈へのアクセスが手っ取り早い和佐又へ行くことにした。
まだ暗い中、奈良市から天理へと169を南下してると、サイレン無しで赤いランプを回した救急車がゆっくりとしたスピードで右折して車の前に入った。なんか様子変だなと思っていると数百メートル進まないうちに現場に到着。2台の車が正面衝突して道を塞いでいる。数分前に事故は起きたんだろう。外に出て野次馬的に遠巻きに見ていると、事故の様子を額から血を流した当事者が説明している。「最初に前を走っていたトラックにぶつかり、そのはずみで反対車線に飛び出したらやって来た車とこうなった」との事だ。確かにトラックも少し離れて停まっている。状況は何となくわかったが、なぜそうなったのかは理解不能だ。事故車両の脇にかろうじて車1台通れるスペースを見つけたので、そこをすり抜けて前に進んだ。
7時前、和佐又に到着すると驚いたことにいつもの駐車スペースが満車状態(@_@)
ヒュッテへどこに停めればいいか聞きに行くも誰もいない。
どうしたものやらと当たりを見わわすと、駐車場とテント場を仕切っているロープのテント場側の芝生の上にも1台車が停まっているのを発見。それじゃ申し訳ないが私も便乗しようと横に停めると、後から登ってきた車がどんどん横に横に駐め始めた(^c^;;(下山後ヒュッテの人の話を聞くと多い時はそうしてるのだそうだ)
それでも大普賢への登りは思ったほど渋滞せずにすんだ。
一応山頂で弥山を望んで、さっさと奥駈道を北上。
ここは誰にも会わず一人旅を楽しめた。
山上ヶ岳手前で、多分お笹の宿で一泊された二人一組に出会ったのみ。
折り返して、水太覗でおにぎり休憩。
紅葉が今一つの今年でも、ここからの眺めは絶景だ。
しかし多くの人は大普賢の山頂で満足してしまってこの景色を知らないんじゃないかな。
このスケールを写真にするには広角レンズを使うだけでは足りなくて、アンドレアス・グルスキーのような手法がいると思う。
少しでもイメージしてもらえるように、写真と動画を載せてみます。
こんな色彩が、動画をはみ出した範囲を覆ってます。
この景色は、水太覗の中でも南の端に立った時にちょうどピンポイントで見ることが出来ます。
稚児の宿
七曜岳過ぎたところ、この谷の紅葉もスケール大きい。
和佐又への分岐から少し降りた木の根の急坂で、一人のハイカーさんが息を切らせてやっと登ってきた~と言うので、時間的にも周回大丈夫かと声をかけると、小坪谷へ降りるのだという。お気をつけてと別れたが、そんなコース取り今まで考えたこともなかったと少し驚いた。
また少し降りていくと一人のシルバーハイカーさん。
ルートを外れかけてたので声をかけると、水太林道の途中に車を停めて、タイタンの方へ登り降りるところだという。大阪から3年ぶりにやって来たそうだが、これまた変わったコースを行かれるもんだと感心させられた。
無双洞に着くと、黒いウエットスーツを着た若者たちがぞろぞろと洞から這い出してきた。
どうやらツアーのよう。(帰って「無双洞 探検」で検索すると詳しく動画をとってる方も発見(笑))荷物は持ってないし、まさか和佐又からこのスーツ姿で来ないだろうし、まあ私の興味の範囲外なのでスルーした。
和佐又の駐車場は、どうやら芝生のテン場の半分の範囲まで3列ほどに広がったようだった。
7:15発、15:45着(8時間30分)
なんだか、色んな人達を見た日となった(-ω-)
感謝。
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