2015年3月15日日曜日

2015-03-15大峯:山上ヶ岳・稲村ヶ岳 撤退

先週は天気悪く出動できなかった。
今週も良くなく、無理やり日曜の早朝から突っ込んで昼過ぎに下山してしまう、と、
清浄大橋から大普賢岳へのピストン予定にした。

深夜0時に起きて、洞川の清浄大橋へ。
ノーマルタイヤだけど、4時頃なんとか辿りつけた。
しかし、気合入らず車内で仮眠^_^;
結局、出発は6時半といつもと変わらなかった(笑)

仮眠しているうちに、隣に付けたワゴンの方が先行したようで、
トレースを付いていく。
夏道をそのまま進んでいるので、特に変なところに導かれる危険はない。

奥駈道に出るまでは、風もなく気温0℃。
稜線からは少し風が吹いてきた。
空はどんより。

最初のお茶屋、洞辻茶屋の中はなんにも雪がなかったのに、
次の陀羅尼助茶屋出口は、這いつくばらないと出られないくらい雪が積もっていた。


この先、冬場は下りルートを登るんだけど、
積った雪がトラバースになって、それもガシガシに締まっている。
先行者は、ルートを替えて稜線を這い上がっているけれど、
簡易アイゼンでは、この先心もとないので、潔く撤退とした(≧ロ≦)


どう考えても先にはいけないんだから、戻るしかなし。
でもまだ、8時だよ。
折角、洞川の方に来たんだからと、下山してサッサと車を母公堂に移動。
行けるところまでと、稲村ヶ岳へ向かう。

駐車場で、管理の妖怪のような爺ちゃんが、
「今年に入って、山上ヶ岳で一人亡くなって、稲村ヶ岳で二人怪我された」
「ちゃんと戻ってくるんだよ」って、、、縁起でもないZー(≧ロ≦)

こちらも先行者が二人一組で登っている。
本当は、ここの冬道を行けるかと期待したんだけど、
トレースは、夏道をそのまま進んでいる。
付いていくしかないんだけど、危険なトラバースを、何の気なしに一つ、二つと越えて、
多分最後のトラバースで、ストックがじゃまになるくらい急傾斜を登らなければならなくて、
多分行けるんだけど、ここは簡易アイゼンの世界じゃなく、ピッケル必要な世界だと
はたと気づいて、潔く撤退することにした。
3cm踏み外すと30mは滑落する、それほど怪我はしないかもしれなさそうに見えるけど、
絶対にしたくない。
別に、稲村ヶ岳登れても展望良くないんだし。


6時30分清浄大橋発
8時撤退
9時30分母公堂発
11時撤退
12時母公堂着
トータル5時間30分

もう一回山上ヶ岳へ登る体力はあったと思うけど、今日はこれまで。
来週のリベンジ誓う!!!


感謝。







4 件のコメント:

キバラー さんのコメント...

八経ヶ岳へは厳冬期でも難なく行かれるのに、山上ヶ岳はニッコールさんでも撤退されるようなヤバイ状態なのですね。
3月に入ってから山上ヶ岳で1件、稲村ヶ岳で2件の遭難があったくらいなので大峰は厳しいですね。
ご無事で良かったです。

nikkor14d さんのコメント...

キバラーさん>
2m登れれば先に進めるって所でも、一歩間違えばアウトなので、
そこは無理しないように判断してます^_^;
ちゃんとしたアイゼン、ピッケル持っていれば進めるんでしょうけれど、
まだその領域というか、カテゴリーは自分が求めているところと違う気がしてるので、
入らないようにしてます^_^;
数年たったら変わるかもしれないですけど。
スノーシュー担いでいきましたけど、ただの重石でした。
昨日もかなり気温上がって、春めいてきましたし、冬山はもうおしまいですかね、
来週は、どうしましょうか(笑)

arajin さんのコメント...

大峰の雪の斜面のトラバース、それも溶けて固まった雪のそれはヤバそうですね。やっぱり12本爪アイゼンとピッケルが必須ですか。私などは持ってるだけで、その必要性のないところばかり歩いてます(笑)。普段何の気なしに使ってるとそのありがたさが分からないものかもしれません。
ニッコールさんがこの2つを持てば、それこそ鬼に金棒なのではないですか?

nikkor14d さんのコメント...

arajinさん>
遅くても一応ランのカテゴリにいるつもりなので、ちょっと躊躇ありますね^_^;
ピッケル持つシーンだと、一歩一歩確かめて進むイメージなので、
そうすると、ヒーハーさせながら前に進むのと違うかなと。

予定コース全体の一部にピッケル必要な箇所あるけど、
それ以外は基本ラン出来るってことであれば、ありかもですね。
例えば、山上ヶ岳だったら、ピッケル使って登ってしまえば、
奥駈道を大普賢へ行くのはこれまでの装備で行けそうですし。

一瞬使うだけなら、有りかも。。。

コースのほとんどがピッケル必要な領域だと、
その中でビバークとかしてもいいような装備必要に思えて
そうすると荷物重くなって動き回れないので敬遠してます。

今回は、道迷いではなく、前進困難な課題でした。
前もってしっかり地図見ていれば、今の装備でも自力で稲村の冬道行けたはずですし、
冬山は、来年もまだまだ楽しませてもらえそうです(^o^*)/